れくいえむ。

安らかに、お眠りください。


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昨日、ついに、H氏がお亡くなりになった。
サクダイが中心に個別でかかわった人。

胃がん。

親兄弟は来なくて、従兄弟の人がかろうじて通夜には参列。
この世界では珍しくない。

たった、2年弱の関係でしかないけれども
親族以上の動きをしていたサクダイ。

土曜日も危篤という情報を聞きつけて
休みも返上し、朝からずっと病院へ行って
色んな手続きをして。
くたくたで職場にやってきた。

昨日はもっと大変で
朝から晩までずーっとずーっと付きっ切り。
いや、葬儀の段取りを行ったり
市役所行ったり
病院行ったり

そんな感じで動き回っていた、らしい。


仕事上まったく同じ立場にあるワタシは
サクダイのように動いておらず
（まぁ、ワタシはそんなにかかわりがなかったからだが）
しかし、弱音やら文句やらを全く言わずに
へとへとになってもまだ動き回っている彼と自分を比べて
哀しくなってしまった。


おそらくは、哀しみを動くことで緩和させようとしているのかもしれない。
葬式の段取りが色々あって、結構忙しいのは
哀しみを紛らわせるためだ。
というのをなにかの本で読んだこともある。
でも、そのとおりだと思った。



昨日も、通夜終了後、いったん家に帰った後、
また、深夜一時にボス・ドン・ヒラは集合。
親戚の人も泊まることができないという代わりに
彼らが泊まってずっとH氏の側にいた。


ワタシは今日は本当は休みだが
ハネルヲもサクダイもいないので出勤。
（ワタシが休みということを少しも思い出すこともなく、さも当然と言う感じに会議に出ろといい、休みなのに悪いけどと言うねぎらいの言葉も動作もひとっつもない上に、サービス出勤だからな。）



まぁ、いいか。



とりあえず、居残りの運命なのさ、いつも。



ああ、なんだか哀しくなってきた。
きっと、自分の不甲斐なさとか
努力を認めてもらえないこととか（自分自身でも）
まわりがすごいと思えることとか
あと、休みが理不尽にないこととか
ハネルヲがあまりにも部下をおもいやれないこととか


そんなんだ。



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「電話しなきゃ良かった、機嫌が悪い」

違うのに。
とっても嬉しいのに。
ただ、拗ねてるだけさ。


あーあ。
余計な心配をかけさせてしまった。
また。



そんなんだから、今夜も泣けてくる。



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満月は人をくるわせる。
思い切り泣き狂うとしよう。