死神ではなく貧乏神

天使だと思っていた。
だから、ずっとこころを寄せていた。

悪魔だった。
でも、思いは完全には払拭できずにいたようだ。

あと1拭きで全ては真っ白く元通りになると言うときに
また天使になっていた。
天国に憬れていた愚かなワタシは
無意識に惹かれていた。
理性は本性を知っていたのだが。

ついに化けの皮がはがれた。
天使でも悪魔でもなく
ただの、貧乏神だったわけだ。
死神だったら、こっちからしっぽ振って喜んでついていくものを。
よりにもよって、貧乏神だったとは。
がっかりだ。





不条理を受け入れる

今年のテーマ。
ゴトーを待ちながら、よろしく。
（ゴトーはGODのことでもあるわけで）


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貧乏神の前から逃れたとたん
次々とメールが届く。
笑ったね。笑えた。
ある意味びっくりした。
「堰を切ったように」と言う比喩表現はまさにこのことを言うのだな。
とぼんやり考えながら、携帯をいじりまくる。
パケット代がえらいことになってそうだが。

タロットのカードをめくって貰った結果
「人間関係」
これが今のワタシに出たキーワード。

網目のように無数に繋がった（しかも見えたり見えなかったり）
人間の関係の中に
いかに自分をも編みこんでいくかで
ワタシの運気は大きく変わるらしい。

そして、時には網の目を切ることも大切で。
網の目が細く切れそうになれば自分からは切ってきたが
（あるいは、切れるように細く弱らせてきたが）
太くて頑丈なままの網を、ナイフで切り取ることはできなかった。
ナイフを持っていないから。
ナイフを所有するには、それなりに所有者の強さが求められる。
責任とか、扱い方とかの能力も求められる。

いや、今だって、そんな強さやら能力なんてものは持ってはいない。
だけど。
気がつくとナイフを手にしていたから
一つだけ網目を切ってみた。

一箇所穴が空いたら次々と壊れていくのかと思っていたけど
何も壊れるものはなかった。
むしろ、それでバランスは良くなったかのようでもあり。
変な、の。
網の目はもはや3角形に割り切れないような絡み方をしているということだろうか。
網の目だってナマモノだから、当然か。