無題
2003年2月7日今日のこの日がついにやってきた。
今日と言う日が嫌いになったのはいつからだっただろう?
20年近く前からこの日だけは一日鬱鬱と過ごすようになったような気がする。
ずっと、不思議に思っていた。
「おめでとう」
と言われること。
だって、ワタシは好きでこの世に生まれ出てきたわけじゃないし。
ワタシ自身がワタシの生誕に関して何の努力をしてきたわけじゃないし。
勝手に、親に産み落とされただけだろ?
英語でも「I was born」だからね。絶対に受動態。
だから、むしろ「おめでとう」というのは親に対して言うべきなんじゃないかと思うわけで。
ワタシが自分の意志で好き好んでこの世に生まれてきたのならまだしも。
だが、他の日となんらかわりのないはずなのに
こころのどっかで気にしてしまう。
バカだよなぁ。
嫌いなら、気にしなきゃいいのに。
なに、特別意識をもっているんだか。
単純に今日の日付をもじって27かいめが来たら
なんとしてでもこの世から存在を消してやろうと決めてきた。
どんなにツラク、カナシイことが起こっても
今日と言う日を思って、どうせその時に消えればいいんだから
それまで、もうちょっと我慢して、もう少しだけやってみるか・・・。
とぬるーい地獄を騙し騙し歩いてきた。
毎年毎年、今日という日に泪を流し
あと、10年、あと5年、あと1年・・・と過ごしてきた。
我ながらバカで健気でイタイ奴。
去年は特に泣きながら、本当に一日中泣きながら発狂してた。
それから、めでたく1年後。
消えるときが来ましたか。
といっても、ヨハンのように自分の存在した後を全て消すことなんて不可能で。
だいたい、このワタシが実行することなんて不可能で。
じゃあ、どうしよう。
過去とのつながりは保ったまま
過去からの延長線上にいながら
細胞一つ一つを新しいものと交換して
シナプスの経路も全て変更して
2進法の1か0の今までとは逆の数字を選択してみる。
もしくは10進法に変えてみる。
ワタシはワタシでワタシじゃなくなる。
崖を歩くのに、今までは目隠しをしてウォークマンで鳥の声を聞きながら
まるでお花畑を歩いてるかのように
自分を、世界をすべて騙して
なんとかここまでたどり着いた。
確かに自分の力でがけっぷちを歩いてきたのに
それは自分の力じゃない。
ウソ?ユメ?虚構?
確かに存在するのに、それは存在しないことに等しい。
崖から落ちて暗闇にいるのと何ら変わりはない。
じゃぁ、この目で、この耳で、この身体で、この頭で、この心で
ひたすら前に進んでいこう。
過去をパンドラの箱にギュウギュウに詰め込んで
鍵をして、魔法で封印したとしても
いつか、解き放たれるときが来る。
忘れようとしても、過去は決して消えやしない。
一刀両断。
叩き切る。ぶちのめす。
2度と、再生できないように。
「良かったの?」
こうして生まれ出てきて、他の幾億という命を奪ってまで生き長らえて。
そんな価値があるの?いいの?ほんとうに?
と、聞いてみたくなる。
だから、死への憧れを抱くと同時に恐怖もいっぱい持っているんだよね。
なーんにもわかっちゃいない、バカだから。
それでも、祝ってくれる人がいる。
「おめでとう」と言ってくれる人がいる。
少なくとも、一人。
そして、やっぱり、嬉しいと思うワタシがココにこうしている。
ほら、この文章の目の前に。
「Happy Death Day!! & Happy Birth Day!!」
今日と言う日が嫌いになったのはいつからだっただろう?
20年近く前からこの日だけは一日鬱鬱と過ごすようになったような気がする。
ずっと、不思議に思っていた。
「おめでとう」
と言われること。
だって、ワタシは好きでこの世に生まれ出てきたわけじゃないし。
ワタシ自身がワタシの生誕に関して何の努力をしてきたわけじゃないし。
勝手に、親に産み落とされただけだろ?
英語でも「I was born」だからね。絶対に受動態。
だから、むしろ「おめでとう」というのは親に対して言うべきなんじゃないかと思うわけで。
ワタシが自分の意志で好き好んでこの世に生まれてきたのならまだしも。
だが、他の日となんらかわりのないはずなのに
こころのどっかで気にしてしまう。
バカだよなぁ。
嫌いなら、気にしなきゃいいのに。
なに、特別意識をもっているんだか。
単純に今日の日付をもじって27かいめが来たら
なんとしてでもこの世から存在を消してやろうと決めてきた。
どんなにツラク、カナシイことが起こっても
今日と言う日を思って、どうせその時に消えればいいんだから
それまで、もうちょっと我慢して、もう少しだけやってみるか・・・。
とぬるーい地獄を騙し騙し歩いてきた。
毎年毎年、今日という日に泪を流し
あと、10年、あと5年、あと1年・・・と過ごしてきた。
我ながらバカで健気でイタイ奴。
去年は特に泣きながら、本当に一日中泣きながら発狂してた。
それから、めでたく1年後。
消えるときが来ましたか。
といっても、ヨハンのように自分の存在した後を全て消すことなんて不可能で。
だいたい、このワタシが実行することなんて不可能で。
じゃあ、どうしよう。
過去とのつながりは保ったまま
過去からの延長線上にいながら
細胞一つ一つを新しいものと交換して
シナプスの経路も全て変更して
2進法の1か0の今までとは逆の数字を選択してみる。
もしくは10進法に変えてみる。
ワタシはワタシでワタシじゃなくなる。
崖を歩くのに、今までは目隠しをしてウォークマンで鳥の声を聞きながら
まるでお花畑を歩いてるかのように
自分を、世界をすべて騙して
なんとかここまでたどり着いた。
確かに自分の力でがけっぷちを歩いてきたのに
それは自分の力じゃない。
ウソ?ユメ?虚構?
確かに存在するのに、それは存在しないことに等しい。
崖から落ちて暗闇にいるのと何ら変わりはない。
じゃぁ、この目で、この耳で、この身体で、この頭で、この心で
ひたすら前に進んでいこう。
過去をパンドラの箱にギュウギュウに詰め込んで
鍵をして、魔法で封印したとしても
いつか、解き放たれるときが来る。
忘れようとしても、過去は決して消えやしない。
一刀両断。
叩き切る。ぶちのめす。
2度と、再生できないように。
「良かったの?」
こうして生まれ出てきて、他の幾億という命を奪ってまで生き長らえて。
そんな価値があるの?いいの?ほんとうに?
と、聞いてみたくなる。
だから、死への憧れを抱くと同時に恐怖もいっぱい持っているんだよね。
なーんにもわかっちゃいない、バカだから。
それでも、祝ってくれる人がいる。
「おめでとう」と言ってくれる人がいる。
少なくとも、一人。
そして、やっぱり、嬉しいと思うワタシがココにこうしている。
ほら、この文章の目の前に。
「Happy Death Day!! & Happy Birth Day!!」
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